◎〔NY白金〕反発、988.40ドル=パラジウムは3日ぶり反落(7日)
2024/05/08 04:34
 白金は反発し、7月きりの清算値(終値に相当)は前日比23.50ドル(2.44%)高の1オンス=988.40ドルとなった。
 パラジウムは3営業日ぶりに反落。6月きりの清算値は前日比3.50ドル(0.36%)安の979.70ドルだった。
 ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は7日のイベントで、インフレ見通しについて、「当面は横ばいのようだ」との見方を示し、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を予想よりも長期にわたって据え置く必要があると明らかにした。タカ派とも捉えられる発言内容を受けて、市場ではFRBによる金融引き締め政策が長引くとの見方が強まった。
 外国為替市場では対ユーロでドル買いが優勢となる場面もあり、ドル建てで取引されるパラジウムの割高感につながった。一方、白金は朝に急伸した後、上値を削ったもののプラス圏で終了。米長期金利が若干低下したことが、金利を生まない白金の押し上げ要因になった。(ニューヨーク時事)

[時事通信社]