◎〔NY金〕続落、2033.50ドル(8日)
2024/01/09 04:42
【ニューヨーク時事】週明け8日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米早期利下げ期待が後退する中を売りが優勢となり、続落した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前週末比16.30ドル(0.80%)安の1オンス=2033.50ドル。
米労働省が前週末に発表した昨年12月の雇用統計で、非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を上回り、米労働市場の底堅さが再確認されたことをきっかけに、米連邦準備制度理事会(FRB)が3月にも利下げに踏み切るとの見方が弱まった。これを受け、金利を生まない資産である金を買う動きが一服。売りが優勢となった。
ただ、米長期金利が低下したことを背景に、外国為替市場では対ユーロでドルが軟化。ドル建てで取引される商品の割安感が意識され、買い戻された面もあり、相場は一時下げ幅を縮小した。
ニューヨーク連邦準備銀行が8日発表した2023年12月の消費者調査では、1年先の期待インフレ率は3.01%となり、3カ月連続で低下。3.00%だった20年12月以来3年ぶりの低水準に落ち着いたことが明らかとなった。
市場ではFRBの金融政策の行方を占うため、11日に発表される昨年12月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとのムードも強かった。CMEグループのフェドウオッチによると、現時点での3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利下げ確率は6割台半ばとなっている。(了)
[時事通信社]