◎〔外為・今日の材料〕ドル円、もみ合い=中東情勢の先行き不透明で(1日)
2026/04/01 07:53
1日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、引き続き中東情勢の先行き不透明感が意識され、もみ合う展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=158円20銭~159円50銭。
前日の海外市場では、欧州時間は159円50~70銭台でもみ合い。米国時間は、中東情勢の緊張緩和期待による原油価格の下落や長期金利低下でじり安歩調となり、終盤には158円60銭台まで水準を切り下げた。東京時間の早朝は下げ止まり、158円60~80銭台で推移している。
ドル円は、米イスラエルとイランによる戦闘において、停戦に向けた機運が高まっているとの見方から売りが強まった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは30日、トランプ米大統領が側近に対し、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖状態が続く状況でも対イラン軍事作戦を終える用意があると伝えたと報道。さらに、イラン国営メディアは31日、イランのペゼシュキアン大統領が、欧州連合(EU)のコスタ大統領との電話会談で、米イスラエル両国との戦闘の終結に向け、「必要な意思を持っている」と表明したと報じた。
本日のドル円は、中東情勢悪化への懸念がやや後退したものの、依然として不確実性が高いことから、もみ合う展開となりそうだ。市場関係者は、「停戦合意に向けた交渉が簡単に進むとは考えづらく、『有事のドル買い』が再燃する可能性もある」(FX会社)と話す。
本日は、東京時間は3月の日銀短観の発表、欧米時間は3月のADP全米雇用報告、2月の米小売売上高、3月のISM製造業PMIの発表のほか、バーFRB理事の講演が予定される。(了)
[時事通信社]