◎〔外為・今日の材料〕ドル円、もみ合い=材料交錯で方向感出にくい(28日)
2026/09/28 08:03
28日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、強弱材料が交錯する中、1ドル=157円台前半から半ばを軸にもみ合うと見込まれる。政府・日銀の介入警戒感が圧迫要因となる一方、米長期金利の上昇が支援要因。米雇用統計発表を週末に控え、方向感は出にくいとみられる。予想レンジは1ドル=156円90銭~157円90銭。
前週末の海外市場では、欧州時間は東京時間からの売りが続き、米国時間の序盤には一時157円を割り込んだ。その後は下げ渋り、中盤以降は157円00~30銭前後のレンジ圏でもみ合った。終盤は157円20銭台で推移した。週明け東京時間の早朝はやや買いが先行し、157円台半ばへと小幅に水準を切り上げている。
前週末は東京時間に、片山さつき財務相が「先日の日米首脳会談で、トランプ米大統領から円安への懸念が示された」などと述べたことを受け、「円安是正で改めて政府・日銀の円買い介入が入るのではないか」(FX業者)との観測が台頭。東京時間の朝方に158円台後半だったドル円は終盤に158円近くに下落。欧米時間に入っても売りが続き、米国時間序盤に156円90銭台まで下げた。もっとも、米長期金利の上昇が支援要因となり、その後もは下げ一服となった。
東京時間は、介入警戒感が上値を重くする一方、「米長期金利の上昇が下値を支える要因になる」(大手邦銀)とみられる。また、「前週末に急落した後を受けた押し目買いも入りやすい」(為替ブローカー)という。ただ、週末に米雇用統計を控えて「積極的には動きにくい」(先の大手邦銀)との声が聞かれる。
本日は、東京時間は7月30~31日の日銀決定会合議事要旨、7月の企業向けサービス価格、欧米時間はクックFRB理事講演などが予定される。(了)
[時事通信社]